[作品No.2]ガーデンプレイス |
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ロケーション | 日曜日の早朝、恵比寿ガーデンプレイスにある某ビールメーカー本社の正面玄関付近です。背景の幾何学的な模様とタイル張りの路面の中に、有機体アリストをサンドイッチしました。 実は、背景には、パイロンが8本立っていて、クルマの侵入を阻んでいるかのようでした。このままでは、余計なもの(パイロン)が写りこんでしまうので、フレームの外と、アリストの陰に移動させ、写真のイメージを損ねないよう配慮しました。当然、撮影後は元の位置に戻しております。 |
撮影意図 | 無機的なロケーションと有機的なアリスト。少々、抽象画的なアプローチを狙ってみました。特に路面のタイルに反射するヘッドライトが独特の雰囲気を生んでいると思います。静かにたたずみ、エネルギーを密かに充電しているような、そんな静と動のバランスを感じていただけたら嬉しいです。 |
フレーミング | 背景と路面が方眼状の格子になっており、特にカメラの水平を出すことには注意しました。背景の高さの中に、アリストをあえて小さめに配置、イメージ優先の構図としました。背景はキチキチに描き出すのではなく、ややアウト・オブ・フォーカスを狙って、135mm付近、絞りは開放の2.8で撮影しています。結果、路面の手前側が綺麗にボケてくれて、アリストの存在感をひき立てています。 |
自己評価 | まあ、可もなく不可もなし、といった仕上がりでしょうか。『何が言いたいの?』っていう写真です。ただ、直線だけで構成されたキャンバスの中に、美しい曲線のアリストを対照的に映し出せたところは、面白いかなぁと思います。 |
撮影データ | Nikon F5, AF-S Nikkor ED 80-200mm F2.8D, 絞り優先AE F2.8 |